ぼーっと生きる人間日記

20代会社員のプライベート晒します。自称バックパッカーという響きが嫌いなバックパッカー。低予算海外旅行(budget travel)から趣味まで広く綴っていきます。

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【ドルゼ族の村訪問】偽バナナという謎の植物

どうも、最近靴磨きがちょっとだけ好きになったサラリーマンです。

 

今回は、ドルゼ族の村について書きますね。

 

【ドルゼ族のマーケット】

アルバミンチからのバスを降りて、なぜかついてくる自称ガイドと共にマーケットを目指して歩いていく。

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5分ほど歩くと、すごい人が集まっている場所に着く。そう、マーケットだ。実際はチェンチャという場所でチェンチャという場所とドルゼの村で行われる2カ所でマーケットは開かれるらしいがこの日はあいにくチェンチャ村のマーケットだった。正直、民族的な違いはないかもしれないが一応違うらしい。(わかりやすいのでこのブログではドルゼ村で表現します)

ここにいた人たちは、食料品を売っていた。基本的に野菜や香辛料、果物が売られていた。馬やヤギが放し飼いされていたリ、ひょうたんに模様を描いたグラスもあった。他にも、この辺りで有名な『偽バナナ』と呼ばれる植物をたたいて練ったものが売っていた。インジェラもそうだが、この辺りでは当たり前に食べられている。

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f:id:Hanapyons:20200614173759j:image(偽バナナ)

他には、シーシャのようなたばこを吸っている人たちもいた。

試してみたけど、独特な味がした。f:id:Hanapyons:20200614173804j:image

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こんな素晴らしい景色に感動した。何でできているかわからないビールも振舞ってもらえた。ミルキーで酸味の強いアルコール飲料という感じ、マッコリという感じではないしなんか不思議な味だったなあ。

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【近くの滝(Dorsso Waterfall)へ(途中で断念)】

近くに滝があるとのことで、行くことに。マーケットで買ったバナナを食べながら歩いていく。

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途中で大きなつむじ風を見ながら、自称ガイドと歩く。彼の話を聞きながら歩いていく。

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10分で着くと聞いていたので行くことにしたのだが30分しても着かないし気が付いたら1時間歩いていた。その道のりは厳しい、とにかく上り下りが激しい。いい景色で気分を紛らわせながら歩いていく。途中で、川で遊んでいる子供たちと触れ合いながら(コロナといわれながらもくすぐってじゃれた)、歩みを進める。

 

そして、スキー場の上級コースにもありそうな超急な坂が現れた。上りきったところから、滝が小さく見えた。水の音が聞こえなかったのでまだ先なのだろう。自称ガイドと話し合った結果、行くのをやめた。この先は崖を降りるような道が続いていた。もうすでに足が棒でもあったので、行きたかったがやめた。はい、自分に負けました…

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ここを後にして、歩いて伝統的な家に伺うために戻った。

 

【ドルゼ族、伝統的家屋と偽バナナ食生活】

滝を後にして、40分ほど歩いたところで通りすがったトゥクトゥクに乗った。数分後、伝統的家屋に住む家族の家に着いた。夫婦子供2人と住んでいた。

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屋根は偽バナナの葉でできており、彼らにとって偽バナナの葉は重要な役割を果たしていた。そもそも『偽バナナ』というのは、遠目から見るとバナナの木に見えるのだが実際にバナナが生ることはなく葉っぱしかできない。その葉を家や食に転換されるのは先人の知恵でそれが主食になっているのは素晴らしい。

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中に入ると、家族が歓迎してくれた。偽バナナで食べ物を作ってくれるとのことで20分ほど待つ。そして、料理が完成したらしく振舞ってくれた。

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味は、特にしなかったが左にある辛味の強いタレをつけて食べる。以外にも、固いパンのような香ばしさがあった。味覚は人それぞれだが、おいしく召し上がれた。
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その後、家の中を紹介してくれた。中で料理をするので、火を焚くと暑いし息苦しくなる。その上周りは真っ暗なので何も見えない。電気は一応通っているらしいが、電球で電気をつける程度だという。

 

【お家訪問後、宿に帰るまで…】

帰ることになった自分と自称ガイドはバス停へ向かうことになる。なんか、この時にはいい感じの仲良しになっていた。バス停といっても、バス停があるわけではないし、時刻表もない。来た時が時刻ですスタイル。バス停付近まで着くと商店や酒屋があってその近くで1週間に1回マーケットが開かれる場所だった。

f:id:Hanapyons:20200614173255j:image(この手は金をくれと言っている)

そして、いつ来るかバスを待つために近くの酒場の椅子に座っていると、強烈な酔っ払いに絡まれる。20代後半だけど気持ちは21歳という感じの人だった。素面の上に歩き疲れていたので、正直ウザかった。THE 酔っ払いという感じ。まあそれはいいんだけど、泥酔してる人たちと一緒に話してた。

30分ほど待ってあると超満員のバスがやってきた…

 

 【ドルゼ族の村に行って思ったこと】

このような生活は、現代生活になれている自分にとってとても不便でいてもいられないように思えた。彼らが都会に住みたいと考えているかはわからないけど、便利に越したことはないし彼らはきっと望んでいるだろうと自分は勝手に考えてしまう。

でも実際のところ、自分自身が恵まれた環境で生まれ育ったことをどこか優位に感じている潜在意識があるからそんな考えに至る。そんな自分のアイデンティティは壊さなきゃいけないなと身にしみて感じた。優位と劣位とかいう考え自体が誤りでみんなは人間で一生懸命生きているだけなんだよね。世界中のいろんな場所に行きたい気持ちがあるからこそ、自分自身が日本人という概念を捨てなきゃならないと思う。おそらく自分が日本人だと思うことがなければ、そのような考えには至ることはないと思う。世界でも経済的に発展した国の一つなだけであって蓋を開けたら大したことはない。これまで、現地で生きている人たちを尊重しているとおもっていたが、それは空想でそんな潜在意識がある時点で尊重ではない。これからどんな人と出会うのかは分からないが、自分の意識にある自分を壊していきたいと感じた。

正直なところ、民族の村に行くことは個人的にあまり好きではない。というのも、もし自分がある民族の一員だったとしたら、おそらく見せ物のようだと感じるからだ。彼らは好きでその民族になったわけではないし、めぐり逢いの結果そこに生まれそこで生きているだけなのだろう。もちろん伝統的な生活・民族が減りつつある現代において、それは悲しいことだと感じるが、その生活をしている人たちからすれば山ほど言いたいことがあるだろう。でもそれは、メディアからも感じられるしそっとしておくべきだと思う、。金というツールが一般的になって以降、彼らも現金がなければ生活は厳しいだろう。もういっそ、その生活形態で生きていることを職業にしてしまったらいいのにとも思う。職業:○○族みたいな感じでね。その方が彼らも一定のお金を得られるだろうし、その方が見せ物という考えはなくなるうえに自分のような人間は減るのではないかと思った。難しくてよくわからないけど、成長しないとな自分。

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ぴょんす

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